Baseconnectには7valuesという大切にしている文化と価値観があり、その中の1つとして「学習」を掲げています。
今回はこの学習をテーマとした社内制度「書籍購入制度」について、マーケティングチームの岩村さんにお話を伺いました。
「書籍購入制度」とは
担当業務に直結していなくても、自分自身のスキルアップに繋がるものであれば書籍を無制限で会社購入できるというBaseconnectの社内制度のこと。

社内で最も浸透していると感じる学習の文化
Baseconnectが大切にしている価値観の1つに「学習」があるのですが、私は、この価値観は、特に社内で浸透しているものだと思います。なぜなら、社内では、あらゆる業種・分野の勉強会が定期的に開催されたり、部署を越えた意見交換の場があるなど、学習に対して意欲的なメンバーが多く集まっていると感じるからです。
また、代表である國重さんが社内一の読書家でもあり、自身が面白かったと感じた記事や書籍などを全員に発信していることで、メンバーの学習意欲も喚起されています。
こういった面から、創業間もない企業の多くで組織文化の形成が後回しになりがちな中、Baseconnectは組織文化の形成にとても重きを置いていると感じています。
「書籍購入制度」に関しても、学習の文化が浸透しているため皆が抵抗なく制度を利用出来ています。
試行錯誤しながら施策を考えていくやりがい
私は今マーケティングチームに所属しており、新規リード獲得をミッションとして、デジタル広告や流入経路の改善、リードナーチャリングなどの施策を任せてもらっています。前職では、ナショナルクライアントのデジタル領域の設計やコンテンツ制作に携わっていたのですが、マーケティングオートメーション領域は未経験だったので「書籍購入制度」を活用し、日々の業務に役立てています。
特に、デジタルマーケティングの領域はテクノロジーの進化と多様化が加速しているため、普段から様々な書籍を読むことで最新情報をキャッチアップ出来るよう意識しています。
その中でも定期的に読み返している本は、元アクセンチュア戦略グループの牧田さんの『フレームワークを使いこなすための50問』と、日本を代表するマーケターである森岡毅さんの書籍全般です。
『フレームワークを使いこなすための50問』は、マーケティング業務をはじめたばかりの頃、フレームワークについて理解していても、目的やシチュエーションに合った活用が出来ていなかった時に出合った書籍です。
BaseconnectでBtoB向けの自社サービスを扱うようになり、BtoB向けの戦略や企画を考える際に正しいプロセスや改善手順を踏んでいるかなど、フレームワークを使う目的とタイミングを再確認する際に大いに役立ちました。
同じ書籍を読むことで共通認識が生まれる
森岡毅さんの書籍全般については、森岡さんのことを知っている方も多いと思うのですが、私が本質的なマーケティング業務に携わりたいと興味を抱いたきっかけになった本です。
森岡さんの書籍を通じて感じることは、戦略については数学的な確率論を用いて緻密な設計を行うのに対して、実行プロセスでは泥臭い部分も一手に引き受けて目的を達成するための努力を惜しまないということです。また、徹底的な顧客理解のためのデータを用いた予測分析、1つの施策を多面的な角度で考える癖はこの書籍を通じて身につきました。
実務では、Baseconnectの主力サービスである「Musubu」の顧客理解を深めるため、過去の数万件を超える成約者情報を、購入プランや成約頻度、マーケットごとに可視化できるダッシュボードを、社内のデータを扱っているチームと作りました。これにより、今後注力すべきマーケットや企業規模、市場ごとの購買特性が把握でき、より洗練されたマーケティング活動が可能になりました。
森岡さんの書籍は一緒にダッシュボードを作ったチームのメンバーにも紹介し、お互いのマーケティングへの考え方やデータの概念に対して共通認識を持つことが出来ました。こうした点も、書籍を読むことで得られる学習の効果なのではないかと感じます。
Baseconnectは知的好奇心が旺盛なメンバーが集まっていて、こうしたコミュニケーションが当たり前のようにされている会社なので、メンバー同士で刺激を与え合っていけることに楽しさを感じています。私はまだ入社して間もないのですが、今後も書籍を通じてこうしたコミュニケーションを行いながらスキルを向上させて、貢献できることを1つでも多く増やしていきたいです。