Baseconnectには、データを製造するData Manufacturing チーム(以下DMF)という部署があります。そこで今回は、Data Manufacturing チームのインターンとして活躍する大島さんにお話を伺いました。
<Data Manufacturingとは>
「"データ"の製造業」を意味する造語で、世界で唯一の事業になります。散在する公開情報を独自のオペレーションで収集・編集・検品・構造化することにより、Baseconnectのパーパス(会社の目的)としている「世界中のデータを繋げて誰もが簡単に、安心して、知りたいことをダイレクトに「知る」ことができる世界」を実現していきます。そして、その根幹となる独自の多次元データベースの製造を担当しているのがData Manufacturing部門(チーム)です。

100名を超えるチームの組織運営に関わる仕事
私は大学生のときから、自分の市場価値が高められるような仕事がしたいと考えていたんです。そのため、ビジネスという結果が求められる場で経験を積みたいと思い、Baseconnectでのインターンをはじめました。きっかけとなったエピソードについてはこちらをご覧下さい。
インターンを始めて4年が経つのですが、現在の主な仕事は人事領域(アルバイト採用から新メンバー研修までの全体マネジメント、組織運営の改善)や、ツールを使ったデータの可視化(KPIシートやダッシュボードの作成)といったプロジェクトを担当しています。
そもそも、DMFチームにインターンとして入社した場合、まず最初はデータの製造業務(更新・改善)を担当しますが、その後のキャリアステップとして、大きく分けて2つの選択が出来るんです。1つ目は、データ製造領域の専門性をさらに磨いていくこと、2つ目は100名を超えるメンバーが働くDMFチームの組織運営に携わることです。私はデータ製造を経験してから、組織運営や働き方改善などの方向に進んでいきました。
仕事のやりがいは、組織運営に必要な仕組み作りに1から携われることです。私はアルバイト採用の面接を担当していたのですが、その経験を活かして、採用フローの設計から新メンバーの研修までの仕組みを作って、他のメンバーも運用できるように整えました。そして、チームメンバーと一緒に力を合わせて2021年には3ヶ月で約42名の採用を達成しています。
その中でも特に力を入れたのは、新メンバーの研修体制です。元々あった研修プログラムの内容が古いものだったので、現状にあった形に一新して、新しく入ったメンバーの業務理解がよりスムーズになるよう出来るだけ分かりやすく改善しました。その結果、研修期間が以前よりも短くなり、すぐに即戦力として活躍できるメンバーが増えたことが嬉しかったです。
その他にも「生産性可視化プロジェクト」に関わっていて、Google data portal(GDP)を使って主にQCD(品質、コスト、納期)のデータ可視化を行っています。KPIシートやダッシュボードの作成に取り組んでいて感じることは、数値をただ数値として表示するだけでは、何も意味がないということです。
その数値を使って、実際に運用や改善が行われて、はじめて価値が生まれるので、パッと見て、すぐに気付けて、改善・提案に繋げられるよう、GDPを作成する際には実際の運用を想定して「ゴール達成に繋がるか」「エラーの検知がすぐに出来るか」を意識するようになりました。さらに目標値の設定や色分けなども直感的に分かるように工夫しています。
これらの自分が作ったデータをベースに議論が行われたり、意思決定がなされたりするので、やりがいの大きい仕事だと感じます。
メンバーの力を掛け算しながらチームとして価値を発揮したい
組織運営の1つとして、新オフィスツールの導入にも携わりました。DMFメンバーはリモート下で働くメンバーが多いので、チャットアプリの音声通話機能を使ってメンバー間のコミュニケーションを取っていたんです。しかし、便利な一方で、誰かがしゃべるとメンバー全員に公開されるので発言しにくい部分がありました。
そこで、ゲームのように自分のアバターを動かして、人に話かけにいくことが出来るオンラインオフィスツールの導入を提案し、トライアルとしてDMFインターンメンバーのOB会を開催したんです。すると、終了後にすぐメンバーが退出してしまうのではなく、自然と多くのメンバーが自ら残って2〜3時間ぐらい一緒に話すという流れが生まれました。
これによって、コミュニケーションの取りやすさが改善されると分かったので、オンラインオフィスツールの導入を進めました。その際には、レイアウトにもこだわって作成し、ワンフロアにすることで、チームごとの隔たりが生まれないようデザインを考えました。
様々な仕事を経験して1番印象に残っている出来事は、採用予定人数に対してオンボーディングを担当するメンバーの人数が足りないという問題に直面したことです。これは事前に考えていれば防げるはずだったのですが、すっかり抜けてしまっていました。
その結果、チームに大きな負担をかけてしまったんです。そのため、きちんと説明責任を果たしたいという想いから、約10分の動画を撮影し、こうなってしまった理由や、現状に対して達成したい目的を伝え、メンバーの力を借りたいという気持ちを込めて共有しました。すると、たくさんのメンバーが力を貸してくれて、無事に新メンバーのオンボーディングを終えることができたことは、感謝しても感謝しきれません。
私はDMFでインターンを始めるまでは、皆と一緒に進めていこうとするやり方より「自分がこうしたい」という思いで仲間を引っ張っていこうとする意思が強かったと思います。しかし、多くの仕事を経験する中で、1人の力ではどう足掻いても無理だと感じる瞬間に何度もぶつかり「自分がこうしたい」ではなく「DMFにとって必要だからこうしたい」に思考が変わっていきました。どうしたら1人では生み出せない価値を、皆の力を合わせて掛け算しながら価値を生み出せるのか?を考えられるようになったと思います。今は「リーダーシップを発揮する」「傾聴と助言の姿勢」「感謝の心を忘れない」という3つを特に意識して、それに沿って仕事をするように心掛けています。
仲間と一緒に成し遂げることにモチベーションを感じるメンバーと一緒に働きたい
DMFの魅力は「優秀なメンバーが集まっている」ことです。主に大学生のインターンメンバーを中心に構成されているにも関わらず、チームとして機能しているのも、情報処理能力が高く、優秀で信頼できるメンバーが集まっているからこそだと思います。
私は採用にも関わっていますが、インターンに応募してくれる方は、ただお金を稼ぐための仕事というよりは、社会貢献を目指していたり、Baseconnectに対してどんな価値を提供できるかを考えてくれるような、モチベーションが高い方が多いと感じます。実際に働いているメンバーもきちんと自分の役割を全うしようとしている人が多いですし、年齢もバックグラウンドも異なる中で、それを認め会える仲間が集ってます。
そんなDMFチームとして、これから一緒に働いてみたい人は「目的を大切にし、主体的に考えて実行できる。」「相手のことを理解しようとする姿勢を持っている。」「仲間と一緒に成し遂げることにモチベーションを感じる。」という言葉のどれかにでも共感してくれたり、ピンときた方です!!