Baseconnectには、データを製造するData Manufacturing チーム(以下DMF)という部署があります。そこで今回は、Data Manufacturing チームのインターンとして活躍する山田さんにお話を伺いました。
<Data Manufacturingとは>
「"データ"の製造業」を意味する造語で、世界で唯一の事業になります。散在する公開情報を独自のオペレーションで収集・編集・検品・構造化することにより、Baseconnectのパーパス(会社の目的)としている「世界中のデータを繋げて誰もが簡単に、安心して、知りたいことをダイレクトに「知る」ことができる世界」を実現していきます。そして、その根幹となる独自の多次元データベースの製造を担当しているのがData Manufacturing部門(チーム)です。

正解がない中で、どうすれば良くなるのか常に考えながら働く
私は高校生のときから、いち早くビジネスの経験を積みたいと考えており、大学4年間は長期インターンとして働こうと決めていました。そのため入学後は、すぐに京都で出来る長期インターンを探し、Baseconnectを知ったのをきっかけに応募したんです。面接に行った時には、その場で採用が決定し、即日勤務開始になったことが今でも嬉しく印象に残っています。
最初DMFチーム内では、インターンメンバーが自分1人しかいなかったので、誰かに教えてもらって仕事を進めるというよりは、どうすれば仕事が上手く出来るのか常に自分で模索しながら身に付けていきました。その時の経験から、正解を教えてもらうのではなく、正解を作るために常に学習していく姿勢を忘れないように心掛けています。
現在の仕事は、主にデータの企画や改善を行っています。DMFチームでは、様々なデータの製造や、データの更新オペレーションが稼働していますが、それらの進捗管理、リソースマネジメントなどを担っているんです。その他にも、インターンメンバーの新規採用やオンボーディング、リサーチャーと呼ばれるクラウドワーカーのマネジメントなど幅広い業務に関わっています。
仕事のやりがいは、普通の大学生活では得られないレベルの経験が出来ることです。大学生の多くは、アルバイトやサークル運営といった、一定「仕事」や「チームマネジメント」というところに触れているとは思いますが、DMFインターンで経験できるレベルは非常に高いと感じます。
例えば、インターンとして入社して初めて携わった仕事はSNSを使ったアルバイトメンバーの採用でした。これはある意味、サークルで新入生を勧誘することと大きく変わらないと思うのですが、採用する人数の規模が100人単位であったり、チームで能力を発揮できるメンバーを選定するための採用基準の策定、採用後にはメンバーを戦力化できるよう研修制度を作り込む必要があります。また自分が行う行動に対して、お金が動くので、責任の重みも実感しました。
1,000人以上のメンバーを巻き込んだプロジェクト
印象に残っている仕事は「事業所データ」と呼ばれる新領域データの立ち上げを経験したことです。現在Baseconnectでは自社で製造した140万件以上の企業情報データを扱っていますが、最初は約100万件程だったんです。2019年の夏ごろから、各企業が所有している工場などの拠点情報を「事業所データ」として提供することになり、データ製造部分の企画・オペレーション構築から実際の製造管理まで担当しました。
このプロジェクトは企画・マネジメントレイヤーメンバーが4人、社内アルバイトが約300人、リサーチャーが約1,000人という規模で行われ、私はプロジェクトリーダーとしてメンバーと協調しながらプロジェクトを進めていくことになったんです。
元々コミュニケーションに苦手意識があった私は、大規模なメンバーを巻き込んでプロジェクトを動かさないといけないという壁にぶつかり「どうしたら相手に伝わるか」「どうしたらメンバーを上手く巻き込めるか」を考え続けました。
他のメンバーからもコミュニケーションについてフィードバックをもらうようにして、そこで、自分の第一印象が、メンバーに怖い印象を与えていることを知ったんです。理由としては、当時「攻め」の仕事の進め方が得意で、自分で自分をドライブしながら突っ走るタイプだったからだと思います。しかし、DMFチームでは、特に他のメンバーと関わりあって進めていく仕事が多かったので、コミュニケーションスタイルを改善したいと強く思いました。
そのため、マネージャーから1on1を通して何度もFBをもらったり「厳しいことでも、言いにくいことでも、何でも直接言って下さい。」とメンバーに声をかけたりして、徐々に変えていきました。中でも、1番大切にしていたのは、チームメンバーに「小さくしゃべりかけにいく」ことです。5分〜10分の立ち話や、メンバーと顔を合わせる度に、自分から声をかけるなどを意識的に繰り返して改善していきました。
このプロジェクトを通して、一緒に企画や改善を行っていくメンバーとのやり取りや、現場で実際にデータを製造してくれているメンバーとの対話を経験し、周りのメンバーと協調して仕事を進めていく力を身に着けることができたと感じます。さらに、プロジェクト自体は約半年で40万件のデータを製造することができ、提供価値の拡充に大きく貢献できたのではと思います。
多様性のあるチームで個性のあるメンバーと一緒に働きたい
DMFの魅力は「多様性」です。DMFチームは現在社員が2名に対してアルバイトが100名弱というアルバイト主体で構成されており、学生の割合が高いのですが、既卒の方も一定数います。様々な大学、学科を専攻するメンバーがいて、既卒の方であれば、バックグラウンドはさらに幅が広がります。今私が携わっているチームでも、芸能活動をしていたり、研究職の経験があるメンバーがいて、年齢も最大12歳差がある非常に多様性のあるチームだと感じています。
こうしたメンバーがBaseconnectが大切にしている価値観でもある「自律協調」のもと、自分の出来ることや役割をしっかりと把握して仕事をしているというところがDMFチームならではの魅力だと思います。
これから一緒に働いてみたい人は、「個性がある人」です。DMFは多様性のあるチームでそれが良いところだと思っているので、こんな人がいいというよりは、色々な人が来ていただいて、より彩りのあるチームになっていければ嬉しいです!